最終更新日:2023.05.02

みぞおちの痛み・胃痛の原因は?右側・左側の鈍痛と対処法を解説

みぞおちの痛み・胃痛の原因は?右側・左側の鈍痛と対処法を解説

「みぞおちに筋肉痛のような痛みがある」「みぞおちを押すと痛い」「みぞおちが重い、苦しい」など、みぞおち(胃の辺り)に違和感や不快感を覚えた経験のある方は多いのではないでしょうか。

胸とヘソの間にあるへこんだ場所を、みぞおちと呼びます。この場所には、胃・十二指腸、膵臓、小腸、大腸など、さまざまな臓器が存在しています

みぞおち周辺に痛みがあると、これらの臓器になんらかの異常があらわれている可能性も考えられます。では、みぞおちに痛みが出たときには、どのような病気に注意すればよいのでしょうか。

本記事では、みぞおちの痛み・胃痛の診察をしている医師に監修していただき、みぞおち(胃)に起こる痛みの原因、右側・左側の鈍痛の対処法を解説しています。

みぞおちの痛み・胃痛

胃痛・みぞおちの痛みは医学的には「心窩部痛」と呼ばれます。胃や十二指腸の問題によって痛みを誘発していることも多いですが、食道、膵臓、胆嚢、腸、心臓などの病気が原因となる場合もあります。また、ストレスや自律神経の乱れが原因となることもあります。

すぐに受診するべきみぞおちの痛み・胃痛

以下の症状がある場合は、救急車を呼んでください。
お腹を押すと痛みが強くなる 歩くとお腹に響く痛みがある 吐血がある 黒い便や嘔吐がある 顔色が悪く、冷や汗をかいている、意識がもうろうとしている 痛みが悪化している 突然起こった激しい痛みがある みぞおち以外の場所に痛みが広がっている 冷や汗が出る 発熱がある 嘔吐している 意識がない
すぐに受診できない場合でも、翌日には必ず通院して、医師に診てもらいましょう。

みぞおちの痛みを場所別にチェック

みぞおちが痛む場合、何らかの原因で食道の粘膜が炎症している可能性があります。炎症を引き起こす主な原因としては、胃の中にある胃酸や消化酵素が食道に逆流していることです。また、年齢的な問題や、不健康な生活習慣によって、みぞおちの痛みが発生しやすくなる場合もあります。いったん、痛みを感じるようになると、再発しやすいので注意が必要です。みぞおちの痛みだけでなく、胸焼け、呑酸(胃からのどにかけて酸っぱいものが上がってくるような感覚)、のどの違和感、せきなどの症状を自覚するケースも珍しくありません。

中央部のみぞおちに痛みが起こる

みぞおちの中でも中央部分が痛み、さらに吐き気や嘔吐をともなう場合があります。このとき、可能性として高いのは胃腸の病気で、例えば急性胃炎や逆流性食道炎が挙げられます。また、痛みの種類や痛むタイミングによっても原因が変わります。キリキリとした痛みやシクシクとした痛みを感じ、主に食後に痛みを感じる場合は胃潰瘍が疑われるでしょう。食後ではなく、空腹時に痛みが強い場合は十二指腸潰瘍になっている可能性があります。また、みぞおちの痛みが、急性虫垂炎の初期症状だったというケースも存在します。胃腸の病気以外だと、急性膵炎の可能性が考えられます。急性膵炎になると、みぞおちの中央から左側にかけて激しい痛みがあらわれ、背中や肩まで痛む場合もあります。

右側のみぞおちに痛みが起こる

みぞおちの右側が痛いという場合、考えられる病気は胆嚢炎、胆石症、胆管炎などです。中でも、胆石症にかかると、激しいみぞおちの痛みが発作的に起こるようになり、同時に背中の右側、胸、肩まで痛みを感じるケースもみられます。そのほか、みぞおちの右側と腰から背中にかけて痛みを感じる場合は、腎盂腎炎になっている可能性があります。

左側のみぞおちに痛みが起こる

みぞおちの左側、すなわち左の肋骨の下周辺が痛む場合もあります。この場合、急性膵炎など膵臓に問題がある可能性が高いです。急性膵炎になると、みぞおちの左側から中央に痛みを感じるのみならず、左胸や左肩、左の背中部分も痛むようになります。また、みぞおちの左側の痛みの原因が、胃潰瘍(特に胃の上部分)や急性胃炎というケースもあります。

背中の痛みが併発して起こる

 

ストレスや自律神経の乱れが原因となる症状

過度の精神的ストレス

胃腸をはじめとした消化管の機能は、ストレスと関連のある自律神経が作用します。そのため、大きなストレスを感じた際、胃腸に炎症や潰瘍が発生することがあり、それがみぞおちや背中、胃の痛みを引き起こすこともあります。人はストレスを感じると、胃酸の分泌が活発になる一方で、血流低下や胃粘液の分泌低下を招きます。その場合、胃粘膜が傷つきやすくなってしまい、やがてみぞおちの痛みなどの症状を自覚するようになるのです。

 人によって何にストレスを感じるのかはさまざまですが、たとえば、「仕事が忙しすぎて十分な睡眠時間がとれない、あまり食欲が沸かない」「人間関係の悩みが深刻化している」といった場合、自律神経が乱れてしまうことがよくあります。また、進学や就職、結婚や出産などで生活や環境が大きく変化すると、慣れるまでにストレスを感じることも珍しくありません。精神的に疲れた、不調だと感じることが増えたという場合は、無理せず休息をとるのが一番です。

温度差などの身体的ストレス

身体的ストレスとは、外は暑いのに室内はエアコンでキンキンに冷えている(主に夏)、外は寒いのに室内は暖房が十分すぎるほど効いている(主に冬)といった、温度差の激しさに身体がついていけず、負担を感じる状態です。

精神的ストレスのみならず、こうした身体的ストレスも自律神経が乱れる引き金となります。結果、胃酸の分泌が過剰になって、胃や十二指腸の働きに悪影響を及ぼし、みぞおちに痛みを感じることもあります。

食生活や生活習慣の乱れが原因となる症状

食べすぎ飲みすぎ

刺激の強い食べ物

タバコ

食中毒、細菌・ウイルス感染が原因となる症状

食あたり

食あたりとは、具体的には誤って腐った食べものを食べてしまった、海外で生水を飲んでしまったといったときに起こりやすい傾向があります。食あたりになると、みぞおち周辺や胃が激しく痛み、ひどい下痢が続くこともよくあります。 日本では軟水に慣れた人が多いため、海外でよくみられるマグネシウムやカルシウムが豊富な硬水を飲むと下痢になりやすいといわれています。一方、日本でも井戸水や湧水を飲用する場合は注意が必要です。場所によっては、有害物質の地下汚染や野生動物の細菌による汚染のリスクがあるので、衛生面には十分注意しましょう。

激しい胃の痛みを引き起こすアニサキス症

薬の服用が原因となる、みぞおちの痛み

非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)

そのほか、病気が原因となる症状

逆流性食道炎

胃の中にある胃酸や消化酵素が食道に逆流すると、食道粘膜が損傷し、炎症を引き起こします。すると、みぞおちのあたりに痛みを感じるほか、胸焼け、胃の中から酸っぱいものが込み上げてくる感じ、のどの違和感、せきなどの症状があらわれます。これが逆流性食道炎です。ある程度年齢を重ねてから症状が発生したという人や、生活習慣が乱れている状態が続いて症状が出てきたという人もいますが、一度かかってしまうと再発しやすいという特徴があります。

食道がん

その名の通り、食道の粘膜にがんが発生し、進行するにつれてみぞおち周辺や胸、背中の痛み、のどがつかえるような感覚、飲食時の飲み込みにくさ、体重減少、せき、声のかすれなどの症状があらわれます。食道がんは、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。進行が早い傾向があるだけでなく、転移しやすいため、早期発見・早期治療が必要ですが、最初は自覚症状がないことから難しい場合も多いです。食道がんで早期発見に至ったケースは、何らかの理由で胃内視鏡検査を受けて、偶然発見されたという例がほとんどです。現状、食道がんの早期発見や確定診断が可能なのは、胃内視鏡検査のみです。飲酒・喫煙の習慣がある、少しでもお酒を飲むと顔が赤くなる、逆流性食道炎などが原因で食道粘膜の炎症が続いているといった場合は、食道がんのリスクが高いといえます。これらに該当する場合は、たとえ症状がなくても胃内視鏡検査を定期的に受けるようにしましょう。

機能性ディスペプシア

みぞおちの痛み、胃もたれ、吐き気、膨満感、灼熱感、すぐに満腹になってしまうなどの症状がなかなか治らない状態です。血液検査や内視鏡検査をしても、炎症などの異常はみられません。臓器や器官には異常がないものの、消化機能に何らかの問題がある、または知覚過敏などの影響から、機能性ディスペプシアが引き起こされると考えられています。

急性胃炎

暴飲暴食、解熱鎮痛消炎剤の服用、過度のストレスなどが原因で、胃の粘膜に炎症が起こってしまう病気です。急性的な炎症であることから、突然みぞおち付近や胃に痛みを感じるようになります。吐き気や嘔吐、発熱などを伴うこともよくあります。

慢性胃炎

ピロリ菌の感染などが原因で、胃が慢性的に炎症が起こっている状態です。主な症状としてはみぞおちの痛み、むかつきなどですが、無症状の場合もあります。ゆえに自覚がないまま、進行することもあるため注意が必要です。 進行した場合、萎縮性胃炎を引き起こすこともあり、こうなると胃がんのリスクが高くなってしまいます。それを防ぐためにも、ピロリ菌感染が陽性だった場合は除菌治療を受けましょう。除菌治療が一度で完了しないケースもありますが、うまく進めば胃炎の再発防止に効果的です。

神経性胃炎

神経性胃炎は、ストレスや過労によって引き起こされた自律神経のバランスの乱れが原因で発症します。症状としては、みぞおちの痛みのほか、胸焼け、ネガティブな気分が続く、のどがつかえるなどです。 仕事や人間関係のストレスが発端になるケースはもちろん、近年ではスマートフォンなどの情報端末が常に手元にないと不安やストレスを感じる「テクノ依存症」から神経性胃炎につながる例も報告されています。

胃潰瘍

「消化性潰瘍」とも呼ばれ、胃の粘膜がただれたようになってしまい、みぞおちの痛みを感じるようになります。強いストレスを感じたことが引き金になることも多く、その結果として胃液中の物質が胃を保護している粘膜を消化するようになり、潰瘍ができてしまいます。 胃潰瘍になると、食後にみぞおちのあたりが痛み、食べすぎると痛みが長引く傾向があります。逆に、空腹時にみぞおちのあたりが痛み、食事をとると和らぐという場合は、十二指腸潰瘍が疑われます。 みぞおちの痛みが強くなるほど、胃潰瘍が進行しているのではと思いがちですが、実は痛みと進行度には関連がありません。中には、胃潰瘍にかかっても症状がないケースもあります。こうなると、知らず知らずの間に胃潰瘍が悪化してしまい、胃に孔(あな)が空く「穿孔性潰瘍」になることもあります。穿孔性潰瘍になるとみぞおちに激痛が起こり、つらい思いをする方も多いため、早めの対処が肝心です。

胃・十二指腸潰瘍

炎症などが原因で、胃の粘膜がひどく傷ついてしまった状態が胃・十二指腸潰瘍です。発症すると、みぞおちの辺りに鈍い痛みを感じるようになるほか、胸焼け、げっぷ、吐き気、胃もたれなどがあらわれるようになります。放っておくと潰瘍から出血するようになります。この段階になると、吐血、黒いタール便、貧血から起こるめまい・頻脈・動悸などもみられます。 胃・十二指腸潰瘍は、負担の少ない治療で改善が見込めるため、放置せずに受診するようにしましょう。そのままにしておくと、消化管の内側表面にある粘膜が脱落して、その下の粘膜下層や筋層が露出し、大出血や穿孔を起こすこともあります(腹膜炎)。腹膜炎になると、命にかかわるケースもあるので、注意が必要です。 胃・十二指腸潰瘍の原因として最も多いのは、ピロリ菌感染による慢性的な炎症です。次点で、解熱鎮痛消炎剤の服用が原因で発症に至るケースが多いとされています。薬物療法を続けることで治る病気ですが、ピロリ菌感染陽性の場合には再発しやすいため、ピロリ菌の除菌治療を受けましょう。除菌することで、再発しにくくなります。解熱鎮痛消炎剤の服用が原因の場合は、処方薬の変更などで改善されるでしょう。

胆石症

胆嚢とは、肝臓で作った胆汁を食事のタイミングまで濃縮して溜めておく袋で、この中に石ができてしまった状態が胆石症です。人の身体の中では、食物を消化して栄養を吸収するために、唾液や胃液、膵液といったさまざまな消化酵素を含んだ液を分泌していますが、胆汁もそのひとつです。胆石症になると、食後にみぞおち付近が痛むほか、胸焼けやお腹の張りを感じることもあります。

膵炎

膵臓に炎症が起こっている状態で、炎症が急性的なものだった場合は急性膵炎と呼ばれます。人の身体の中では、食物の消化を助けるための酵素が作られていますが、酵素が過剰に分泌されたり、膵管をスムーズに通れなかったりした場合、膵臓内に溜まってしまいます。また、酵素が異常に活性化すると、膵臓そのものを消化(自己消化)し、炎症を起こすこともあります。この状態こそが膵炎です。 膵炎になると、みぞおちや背中に激しい痛みを感じることがほとんどですが、自己消化が急速に進んでしまう場合もあるので注意が必要です。自己消化が進むと、膵臓のみならず、心臓、肺、肝臓、腎臓なども炎症してしまいます。場合によっては多臓器不全を起こしたり、壊死した部位が細菌感染を起こして重篤な感染症を合併したりすることもあるのです。こうなった場合、命にかかわることもあるため、早急に適切な治療をしなければなりません。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、心臓にかかわる病気である狭心症が進んだ状態です。狭心症になると、心臓に血液を送る冠動脈が詰まりかける、または血管が痙攣することで一時的に血管が細くなり、血の巡りが悪くなってしまいます。 ここからさらに進んで心筋梗塞を引き起こした場合、冠動脈が完全に詰まり、心臓の筋肉が壊死してしまいます。心臓の筋肉が壊死するということは、心臓の動きが止まってしまうことを意味します。命にかかわる深刻な病気です。 狭心症または心筋梗塞の代表的な症状としては、重しを乗せられたような強い圧迫を前胸部の広い範囲に感じるというものです。狭心症に比べて、心筋梗塞の方が強い痛みを感じます。そのほかの症状としては、冷や汗、左腕や顎、歯、背中の痛み、みぞおちや胃周辺の痛みがあります。 胸が痛む場合、心臓の病気を疑って受診する人は多いですが、狭心症や心筋梗塞ではみぞおちや胃周辺の痛みしか症状がないという例もあります。よって、胃の病気を疑って受診した結果、狭心症や心筋梗塞だったというケースもあるため、注意が必要です。

胆のう炎・胆管炎

胆のうは、肝臓で作られた胆汁を溜め、胆管を通じて胆汁を十二指腸に送る役割を持っています。右のわき腹に存在し、肝臓にくっつくような位置におさまっています。胆のう炎・胆管炎とは、胆のうや胆管に結石などができ、炎症している状態です。 発症すると、みぞおち周辺や右上腹部、背中が痛むようになり、発熱や吐き気、嘔吐などを伴う例もあります。治療では主に抗生剤の投与や結石の除去が行われますが、状態によっては胆のうを切除する外科手術をしなければならないこともあります。

急性虫垂炎

虫垂とは、右下腹部にある小さな臓器で、大腸の一部です。何らかの原因で虫垂に炎症してしまうのが虫垂炎で、「盲腸(もうちょう)」とも呼ばれます。厳密にいえば、「盲腸」は病気の名前ではなく、虫垂の根元にある大腸の一部分の名前です。 虫垂炎になると、初期ではみぞおちの痛み、むかつきなどの軽い症状があらわれます。しかし、そこから一日程度経つと痛みがお腹の右下辺りに移動し、放置するとお腹が突っ張って歩きにくい、下腹部だけでなくお腹全体に痛みを感じる、腹痛のみならず発熱もみられるといった状態になります。とにかくひどい腹痛が起こるのが特徴で、ひどくなると腹膜炎を引き起こすこともあります。

みぞおちの痛み・胃痛の対処法

みぞおちの痛み・胃痛の検査と治療

みぞおちの痛みや胃痛、背中の痛みを感じる場合、さまざまな疾患が隠れていることがあります。さまざまな疾患が疑われる中で、原因を正確に診断するために行われるのが、胃内視鏡検査やCT検査です。中には、みぞおちの痛みが、早急に治療しなければならない病気の症状のひとつであるケースもあります。痛みを感じたら我慢せずに受診し、検査を受けるようにしましょう。

胃・内視鏡検査

内視鏡検査は、消化管粘膜の状態を詳細までしっかりと観察できる検査です。胃、食道・十二指腸の粘膜を直接観察でき、スコープ挿入の際に通る喉咽頭粘膜の異常もチェックできます。その場で組織を採取して病理検査を行うことができ、確定診断が可能になります。

高度な内視鏡システムでは、色調変化や毛細血管の分布などを調べることができ、微細ながんまで発見できるようになっています。特に、胃がんは早期発見することで、患者さんへの負担が少ない最小限の治療で完治する例がほとんどです。

ピロリ菌の除菌

ピロリ菌は、正式にはヘリコバクター・ピロリといいます。ピロリ菌はウレアーゼという酵素で尿素を分解し、アルカリ性のアンモニアを作る働きがあります。通常、胃の中に存在している強力な胃酸や消化酵素が存在しますが、ピロリ菌はこうした働きを持っていることから、胃の中を中和して胃粘膜に住み着きます。 ピロリ菌が胃粘膜に住み着くと、慢性的な炎症を引き起こすようになります。この状態をそのままにしておくと、慢性胃炎、萎縮性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍にかかりやすくなります。さらに、炎症が長期間続くと、胃がんのリスクも高くなります。炎症の長期化によって、胃粘膜の細胞に遺伝子異常が起こりやすくなります。遺伝子異常を繰り返した結果、細胞のがん化が起こって増殖し、胃がんの発症につながるのです。

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こちらの記事の監修医師

野口 哲也

荒井駅前のぐち内科クリニック野口 哲也 先生

宮城県仙台市の「荒井駅前のぐち内科クリニック」 院長の野口です。

私は岩手県盛岡市で大学生活を送り、東北労災病院内科、東北大学消化器内科での消化器病学の修練、対がん協会での胃・大腸がん検診活動、そして、宮城県立がんセンターでの消化器癌に対するがん治療に従事してまいりました。消化器内科の専門家として診断から治療、特に内視鏡治療を行ってきました。最新の治療や全国的な治験や研究にも参加してきました。

これまで地域医療にも携わり、高血圧や糖尿病、肺炎や感冒、インフルエンザなど、様々な病で通院してくる患者さんの診療にも従事してまいりました。
震災復興が進む、ここ荒井地区において、これまでの28年間の勤務医としての経験を活かし、地域の皆様の健康を支える医療、身近なかかりつけ医を目指し、少しでも貢献させて頂ければ思っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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