最終更新日:2023.07.13

認知症とは?初期症状と発症の原因となる病気を種類別に解説

認知症とは?初期症状と発症の原因となる病気を種類別に解説

認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が障害されて、記憶力や理解力などの認知機能の低下があらわれる病気です。進行すると、日常生活や社会生活に支障をきたす状態となります。

認知症の発症には、脳をはじめ運動器の老化が大きく関わっていると考えられています。そのため、高齢化が急速に進んでいる我が国、日本では、認知症の患者さんが急増しています。

本記事では脳神経内科の医師に監修していただき、認知症の初期症状と発症の原因となる病気を種類別に解説しています。

認知症とは

認知症とは、脳の神経細胞(ニューロン)が死んでしまったり、本来の働きが悪くなってしまったりして、記憶力や思考力、行動能力まで失われ、日常の生活や活動をさまたげる状態にまで進行する病気です。

加齢によるもの忘れと認知症の違い

単なるもの忘れと、認知症の発症の兆候であるもの忘れには、異なる点があります。その違いは、記憶のどの部分を忘れたかにあります。
 
認知症の発症の兆像であるもの忘れは、体験したこと自体を忘れてしまうことです。たとえば、食事をしたのに、食事をしたこと自体を忘れてしまうのは認知症の兆候があります。
 
一方で、食事はしたけれども、自分が食べたもの以外のメニューは?と聞かれると、なかなか思い出せず忘れてしまうことがあります。これは単なるもの忘れと考えられます。

認知症の初期症状

認知症でまず最初にあらわれる症状は、記憶障害や見当識障害です。

記憶障害とは、人の名前など、これまで分かっていたことが記憶から抜け落ちる障害です。見当識障害とは、自分がいる場所(場所見当識)や、今が何日何時であるか(時間見当識)がわからなくなったり、自分の体調や状態(自己見当識)が不正確になったりする障害です。

このように「体験したことを忘れる記憶障害」と、「日付や場所がわからなくなる見当認識障害」によって、徐々に日常生活に影響があらわれます。

記憶障害や見当識障害は、認知症に限らず、主に脳の疾患や障害で起こります。脳血管障害、脳腫瘍、脳炎、頭部外傷などによっても引き起こされることがあります。

認知症が進行するとどうなる?

記憶障害や見当識障害が進行すると、トイレを失敗したり、着替えができないといった日常生活動作の障害があらわれます。また、本人の性格や生活環境、障害の原因などが関係して、不安やうつ状態、妄想、徘徊(はいかい)などの行動・心理症状(周辺症状/BPSD)があらわれることがあります。

さらに認知症が進むと、歩行が困難となったり、食べ物をうまく飲み込めなくなったりするなど、運動機能の障害がみられるようになります。こうなると、転倒による骨折をきっかけに寝たきりになったり、身体機能の衰弱が進んで命にかかわる危険性も出てきます。

認知症の初期症状チェック

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軽度認知障害MCI

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認知症の原因となる病気の種類

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アルツハイマー病

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脳血管障害

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レビー小体型認知症

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前頭側頭型

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認知症の検査診断

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認知症の治療

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認知症の薬物治療

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認知症のリハビリ

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認知症の人への生活での接し方

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生活習慣病と認知症の関係

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高血圧と認知症

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脂質異常症と認知症

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糖尿病と認知症

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こちらの記事の監修医師

黒田 清司

くろだ脳神経・頭痛クリニック黒田 清司 先生

岩手県盛岡市「くろだ脳神経・頭痛クリニック」、院長の黒田 清司 です。

当院には、頭痛や認知症、めまいでお悩みの方がたくさん来院されますが、これらの症状はどれも予防することが大切です。
そのためには、ご自身の身体の状態を意識して、生活習慣の改善を目指すことはもちろん、定期的な検査や通院で病気の早期発見を心がけることが重要になってきます。

気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

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