片頭痛の原因・症状・対策を徹底解説【東京／銀座】慢性頭痛を根本改善する新しい治療法を紹介

i-Blocker（アイ・ブロッカー）は、これまでの片頭痛治療とは異なるアプローチを採用した新しい自由診療の選択肢です。 現在は保険適用の標準治療には含まれていませんが、免疫機能に着目した先進的な治療法として導入されています。

この治療法はまだ研究段階にあり、臨床エビデンスはこれからさらに蓄積されていく途中です。そのため、治療をご検討いただく際には、現在の体調やこれまでの治療歴も含めて、主治医や専門医としっかり相談されることをおすすめします。

i-Blockerは「薬に頼らず自然な免疫力に着目したアプローチ」に価値を感じる方にとって、新たな可能性となり得る治療です。 ご自身の選択肢のひとつとして、前向きにご検討いただければ幸いです。

片頭痛の２つのタイプ

前兆のない片頭痛（もっとも多いタイプ）

痛みの前ぶれがなく、いきなり強い頭痛が始まるタイプです。片頭痛の中でも、このタイプが最も多いとされています。

前兆のある片頭痛

頭痛が始まる前に、一時的な「前兆」が現れるタイプです。

よくある前兆には、次のようなものがあります：

• 視界がチカチカする（閃輝暗点）
• 手足がしびれる
• 言葉が出にくくなる

前兆は5〜60分ほどで消え、その後に頭痛が始まります。

注意！いつもと違う頭痛には要警戒

片頭痛は命に関わる病気ではありませんが、似たような痛みでも、別の重大な病気が隠れている場合があります。

特に次のような場合は、「片頭痛だから」と自己判断せず、早めに医療機関を受診してください。

• 突然バットで殴られたような激しい頭痛
• 今までに経験したことのない種類・強さの頭痛
• 麻痺、けいれん、意識がぼんやりするなどの神経症状がある

補足：

極めてまれではありますが、片頭痛を持っている方が、くも膜下出血や脳腫瘍などの「別の頭痛（二次性頭痛）」を発症することもあります。「いつもの片頭痛と少し違う」と感じたときは、遠慮せず受診することが大切です。

突然の激しい頭痛や今まで経験したことのない頭痛は、脳血管疾患など重篤な疾患のサインの場合もあるので、早めの受診が大切です。

以下の項目にあてはまるものが多い場合、片頭痛の可能性があります。思い当たる項目に✓をつけてみてください。

• ✓が5個以上ある
  → 片頭痛の可能性が高いです。専門の医師への相談をおすすめします。
• ✓が8個以上ある
  → 慢性化や重症の可能性も。予防治療が必要なケースです。
  
  

頭痛の特徴

• ズキズキ・ドクドクと脈打つような痛みがある

• 頭の片側だけが痛むことが多い（両側のときもある）

• 動くと痛みが強くなる（階段を上がる、歩くなど）

• 4時間以上～3日ほど痛みが続くことがある

感覚の変化

• 光がまぶしく感じる（スマホや蛍光灯がつらい）

• 音がうるさく感じて不快になる

• におい（香水・タバコなど）で気分が悪くなる

吐き気・消化器症状

• 頭痛と一緒に吐き気を感じる

• 実際に嘔吐してしまうことがある

• 食欲がなくなり、何も食べたくなくなる

発作前の前兆（※ある人のみ）

• 視界にチカチカした光やギザギザが見える（閃輝暗点）

• 一部が見えにくくなる・視界が欠ける感じがある

• 手足がしびれたり、うまく話せなくなることがある

日常生活への影響

• 頭痛のせいで仕事や家事に集中できない

• 頭がぼーっとして判断力や集中力が落ちる

• 寝込むほどの強い頭痛になることがある

• 頭痛が改善してもしばらく“疲労感”が残ることがある

引き金（トリガー）となる要因

• ストレスや緊張の緩和（休日など）
• 寝すぎ・寝不足などの睡眠リズムの乱れ
• 月経などホルモンバランスの変化（特に女性）
• 空腹・低血糖
• 天候の変化や気圧の低下
• 光や音、においなどの強い刺激
• チョコレート、チーズ、赤ワインなど特定の食品

遺伝の関与

片頭痛は遺伝的な要素もあると考えられており、家族に片頭痛の人がいる場合は、発症しやすい傾向があります。

問診で確認されるポイント

診察ではまず、以下のような情報を医師が詳しく聞き取ります：

• 頭痛の発症頻度
• 持続時間
• 部位（左右差）
• 痛みの性質（ズキズキ・締めつけるなど）
• 随伴症状の有無（吐き気・嘔吐・光や音に敏感になるなど）
• 発作のきっかけ（睡眠不足、生理、ストレス、特定の食べ物など）
• 過去の頭痛歴、家族に片頭痛の既往があるか
• 市販薬や処方薬の使用状況、効果の有無

これらをもとに、片頭痛かどうかを判断する「国際頭痛分類」に基づいた評価が行われます。

必要に応じた画像検査（MRI・CT）

片頭痛は基本的に脳の構造異常がないため、画像検査で明確な所見が出ることはまれです。しかし、以下のような場合には、MRIやCTによる脳の検査が推奨されます：

• 初めての激しい頭痛が突然起こった場合（いわゆる「雷鳴頭痛」）
• 年齢が50歳以上で初発の頭痛
• 神経症状（麻痺・しびれ・視野異常など）を伴う場合
• 意識障害やけいれんを伴う場合
• これまでと明らかに異なる頭痛パターンが出現した場合

画像検査では、脳腫瘍・脳出血・くも膜下出血・脳炎などの器質的疾患を除外する目的があります。

他の病気との鑑別診断

片頭痛とよく似た症状を示す疾患も多いため、以下のような頭痛との鑑別が重要です：

緊張型頭痛

後頭部から首筋にかけて締めつけられるような痛み。ストレスや姿勢に関連。

群発頭痛

目の奥が激しく痛む発作が一定期間繰り返される。男性に多い。

薬物乱用頭痛（MOH）

市販薬や鎮痛薬の連用によって起こる慢性頭痛。

高血圧性頭痛

特に急激な血圧上昇による頭痛。頭重感や拍動性の痛みを伴うことも。

副鼻腔炎・眼疾患

副鼻腔や眼の異常が原因となる頭痛。

これらを見極めるためには、総合的な問診と必要に応じた検査・診察が不可欠です。

急性期治療（発作時の対処）

鎮痛薬（NSAIDs、アセトアミノフェン）

• 軽度～中等度の片頭痛で最初に使われる薬です。
• ロキソニン、イブ、カロナールなど、市販薬も多く含まれます。
• 発作が始まった早い段階で服用するほど効果的です。

トリプタン製剤

• 中等度～重度の片頭痛や、市販薬が効かない場合に使われます。
• 代表的な薬：スマトリプタン（イミグラン）など。
• 効果が高く、注射・点鼻・内服など複数のタイプがあります。

その他の薬剤

• ジタン系薬（ラスミジタン）：新しい治療薬で、一部の発作に効果があります。
• エルゴタミン製剤：古くから使われており、トリプタンが使えない方に検討されます。
• 制吐薬（プリンペラン、ナウゼリンなど）：吐き気・嘔吐をともなう場合に併用します。
• 麻酔薬やステロイド：重症・難治性の発作に限定的に使用されます。

注意点

• 鎮痛薬や急性期薬を頻繁に使いすぎると「薬物乱用頭痛」を引き起こすことがあります。
• 月に10日以上の使用は避けるようにしましょう。

予防治療（発作の頻度や重症度を下げる）

抗CGRP抗体薬（注射薬）

• 2021年に登場した新しい予防薬で、月1回の皮下注射で効果が期待されます。
• 既存の内服薬で効果が得られなかった方におすすめです。
• 主な製品：エムガルティ、アジョビ、アイモビーグ

内服予防薬

毎日服用することで、発作の回数や強さを減らすことを目指します。

主に以下の薬が使われます：

• カルシウム拮抗薬（ミグシスなど）
• 抗てんかん薬（バルプロ酸、トピラマート）
• β遮断薬（プロプラノロール）
• 抗うつ薬（アミトリプチリンなど）

漢方薬

体質に合わせて処方されることがあり、呉茱萸湯（ごしゅゆとう）などが使われる例もあります。

その他の対策

i-Blocker／アイ・ブロッカー（先進的な治療法）

近年注目されているのが、「i-ブロッカー（アイ・ブロッカー）」と呼ばれる新しい治療法です。

これは、従来の薬物治療とは異なり、神経の過敏な興奮状態を抑えるアプローチで片頭痛の発作頻度や重症度をコントロールします。免疫バランスや自律神経の調整を通じて、慢性的な炎症や痛みの発生を抑える効果が期待されます。

副作用が少ないとされ、薬に頼りたくない方や、薬が効きにくい方にも選択肢となる可能性があります。施術は非侵襲的で、継続的な改善を目指す対処法として利用されています。

※自由診療の扱いであることが多く、詳しい内容や対象者については、専門医の説明を受けた上で検討することが推奨されます。

ストレスマネジメントと睡眠の見直し

ストレスと睡眠は、片頭痛の最大の引き金のひとつです。ストレスがたまると神経が過敏になり、脳の血管が拡張しやすくなります。また、睡眠時間が短すぎても長すぎても、片頭痛を誘発しやすいことが知られています。

実践ポイント

• 1日30分のウォーキングやストレッチなど、軽い有酸素運動で自律神経を整える
• 毎日決まった時間に寝起きする「睡眠習慣の固定」
• スマートフォンやPCの画面は寝る１時間前までにオフにして睡眠の質を上げる
• 考え事が多くなりがちな人は、呼吸法やマインドフルネス瞑想などの取り入れも有効

片頭痛日記の活用と発作のパターン把握

片頭痛は人によって誘因や症状の出方が異なるため、「自分だけのパターン」を把握することが予防の第一歩です。そのために有効なのが「片頭痛日記」の活用です。

書くべき内容の例：

• 頭痛が起きた日・時間・天候・気温
• その日の睡眠時間、食事の内容、飲酒の有無
• ストレスや疲労感の程度
• 痛みの強さ（10段階評価など）や継続時間
• 薬の服用状況と効き目

数週間〜数ヶ月つけてみると、「生理前に起きやすい」「雨の日に悪化する」「寝すぎた翌日に起きる」など、片頭痛の傾向が見えてくることがあります。これにより、「避けるべき習慣」や「前兆に気づくタイミング」が明確になり、先手の対応が取りやすくなります。

食事・飲酒・天候などの誘因対策

食べ物や飲み物、天気の変化も片頭痛の原因になることがあります。なかでも、赤ワイン・チョコレート・チーズ・加工肉・空腹・カフェインの過剰摂取などは、片頭痛の誘因として知られています。

誘因対策の例：

• 赤ワインや熟成チーズなどの「高チラミン食品」は、摂取後に頭痛が出やすい人は控える
• 空腹を避けるために、１日３食＋軽食で血糖値を安定させる。
• 急な気圧変化が起きる日は、予定を軽くして休養を優先する。
• カフェインをとる際は、１日１～２杯までに制限し、連日摂らない。

また、アプリや天気予報で「片頭痛警戒日」を事前に確認するのもおすすめです。自分の傾向を理解し、「防げる片頭痛」は未然に回避することが、根本的な改善につながります。