監修医師のご紹介

たかはし さとし
高橋 里史 先生
下高井戸脳神経外科クリニック
- #脳神経外科
はじめまして。脳神経外科医の高橋里史と申します。
この度、京王線・東急世田谷線「下高井戸駅」北口れんが通りに下高井戸脳神経外科クリニックを開院いたします。駅から徒歩2分、甲州街道「下高井戸駅入口」交差点から徒歩1分と、アクセスに便利な立地です。
私は2002年に慶應義塾大学医学部を卒業後、慶應義塾大学病院および関連病院で脳血管障害を中心とした脳神経外科全般の臨床に従事してまいりました。また、外来診療では頭痛・めまい・しびれといった症状の診断と治療、脳卒中の再発予防のための投薬治療を継続して行ってきました。さらに、2011年にはドイツ学術交流会の奨学生として、ベルリンのシャリテ大学病院脳神経外科に留学し、脳血管障害の臨床と異なる医療システムを学びました。
直近の10年間は大学病院で、脳卒中や頭部外傷の救急治療、未破裂脳動脈瘤や頸動脈狭窄、もやもや病に対する外科治療、脳血管障害の臨床・研究に取り組みました。その中で「未病」と「先制医療」の重要性を認識し、実践したいと考えるようになりました。
未病:健康と病気の間を連続的に捉え、早期発見・介入を行う概念(※1)
先制医療:高精度の発症予測をもとに、適切な時期に治療介入し病気を予防する医療(※2)
たとえば、未破裂脳動脈瘤では、大きさ部位、形状から破裂リスクが高いと予測される場合には外科的治療を推奨しますが、状況次第で、血圧管理・生活習慣の改善を行うことで動脈瘤の破裂や増大のリスク低減を目指す選択肢もご提示いたします。このように、各患者さんの状態に応じた適切な治療方針の選択をサポートいたします。
略歴
- 1996年 東京学芸大学附属高等学校卒業
- 2002年 慶應義塾大学医学部医学科卒業
- 2002年 慶應義塾大学病院外科研修医
- 2004年 慶應義塾大学医学部脳神経外科および関連施設
- 2011年 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了医学博士
- 2011年 東京都済生会中央病院脳神経外科
- 2011年 ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生
- フンボルト大学およびベルリン自由大学付属
- シャリテ大学病院ベルリン脳神経外科客員医師
- 2012年 脳血管研究所美原記念病院脳神経外科医員
- 2014年 慶應義塾大学医学部脳神経外科助教
- 2018年 慶應義塾大学医学部脳神経外科専任講師
- 2025年 下高井戸脳神経外科クリニック開設
資格・学会・役職等
- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本脳卒中学会専門医
- 日本脳神経血管内治療学会専門医
- 日本脳卒中の外科学会技術指導医
- 日本脳循環代謝学会評議員
- 日本頭痛学会会員
- Clinical Neurology and Neurosurgery Editorial Board