監修医師のご紹介

私は愛知医科大学を卒業後、阪神大震災の年に名古屋大学医学部第一外科血管研究室から、袋井市民病院外科へ勤務、その後9年後には、久美愛厚生病院、高山赤十字病院で血管外科医として勤務しておりました。平成27年には、血管外科医から血管内科医に専門を変更し、白川町の白川病院で血管内科の診療を、名古屋の吉田クリニックでは在宅診療、訪問診療に携わってきました。

この度、“奥村内科胃腸科クリニック”を奥村先生から引き継ぎ、 令和3年４月に“奥村クリニック”として継承開業させていただきました。 奥村クリニックでは、生活習慣病に対しての食事療法に力を入れることで、地域の皆様の健康促進と疾患の予防を目標に診療を行っております。

日本食に含まれる塩分は世界水準より高く、高血圧などの生活習慣病のリスクが高いです。なかでも、高山市は寒い土地柄のため全国の中でも塩分摂取量が多い地域であることから、生活習慣病の予防・治療を意識した生活を送ることが大切です。

当院では、患者さまの一日の塩分摂取量を算出し、塩分の過剰な摂取を防ぐ目的で栄養指導を実施しております。 また、起床時の血圧測定を促し、「早朝高血圧の有無の確認」と「血圧の管理」を患者さまと一緒におこなっております。起床時の血圧測定を推奨する理由としましては、高血圧から動脈硬化症になると、脳や心臓、腎臓すべての心血管疾患のリスクが高くなります。これらの疾患は特に早朝に発症しやすいため、起床時に血圧を測ることはとても重要です。

また、高血圧だけでなく普段の食事内容が原因で、高尿酸血症、高脂血症、糖尿病、低亜鉛血症になっておられる方もお見えになるので、当院ではまず食事療法、生活習慣の改善の指導から行っています。 食事療法のみで改善が難しい方には、薬物療法を検討しております。 これらの栄養治療は動脈を悪くしてしまい、最終的に動脈硬化症にならないように必要な食事療法です。

当院では、このように食事療法を中心とした生活習慣病の治療を患者さま一人ひとりに合わせて行っております。 お身体のことやお食事に関しての不安やお悩みがございましたらお気軽にご相談ください。