包茎手術【渋谷】おすすめクリニック10選！種類と治し方・費用を解説

仮性包茎（かせいほうけい）

仮性包茎は、日本人に最も多いタイプで、通常時は亀頭が包皮に覆われていますが、手で剥けば簡単に露出できる状態を指します。勃起すると自然に亀頭が出ることも多く、医学的には治療の必要がないとされています。

ただし、包皮内に汚れが溜まりやすいため、炎症や悪臭の原因となることがあり、性感染症のリスクも高くなるため、日常的に清潔を保つことが大切です。美容的な理由や衛生面を考えて手術を希望する人もいますが、必ずしも治療が必要なわけではありません。

真性包茎（しんせいほうけい）

真性包茎は、包皮の先が狭く、亀頭がまったく露出できない状態を指します。思春期を過ぎても改善しない場合、性行為の際に痛みを感じたり、包皮の中に汚れが溜まって炎症を起こしやすくなったりするため、治療が推奨されます。

また、排尿時に尿が包皮内に溜まりやすく、悪臭の原因になることもあります。このような理由から、真性包茎は手術を受けるケースが多く、保険適用の治療が可能な場合もあります。

嵌頓包茎（かんとんほうけい）

嵌頓包茎は、仮性包茎の人が無理に包皮を剥いた際に元に戻らなくなり、亀頭の根元を強く締め付けてしまう状態を指します。血流が悪くなり、亀頭が腫れて痛みを伴うことが特徴で、放置するとさらに腫れが悪化し、最悪の場合は亀頭が壊死してしまうリスクもあります。

嵌頓包茎は緊急治療が必要で、早い段階であれば医師が手で包皮を元に戻す処置を行いますが、状態が進行すると手術が必要になることもあります。

包茎手術が本当に必要かケースか

手術を検討する際には、まずは泌尿器科や専門クリニックで診察を受け、自分の症状に合った治療法を相談しましょう。手術を受けるべきかどうかの判断は、医師の意見を参考にすることが重要です。

包茎には「仮性包茎」「真性包茎」「嵌頓（かんとん）包茎」の3種類があり、それぞれ治療の必要性が異なります。

仮性包茎の場合、多くのケースで医学的な治療は不要です。手で剥くことができ、清潔に保てるのであれば、手術を受けるかどうかは個人の判断になります。ただし、恥垢が溜まりやすく炎症を起こしやすい人や、見た目を気にする場合は、手術を選ぶこともあります。

真性包茎の場合、包皮が狭く亀頭を露出できないため、衛生面の問題や性交時の痛み、尿の排出障害などが起こる可能性があります。この場合は、医師と相談の上、手術を検討するのが一般的です。

嵌頓包茎は、無理に包皮を剥いた際に元に戻らなくなる状態なので、放置すると血流障害が起こり、最悪の場合は壊死のリスクもあります。緊急の治療を要するため、すぐに医療機関を受診する必要があります。

クリニックの実績や口コミを確認

包茎手術は、多くの医療機関で行われていますが、施術の技術や仕上がりの美しさには大きな差があります。特に美容目的で手術を受ける場合、術後の傷跡やデザインの仕上がりが重要になります。

過去の症例数が多い医師の方が、仕上がりの精度が高くなる傾向があります。そのため、クリニックの公式サイトで「症例写真」や「ビフォーアフター」を公開している場合は、それらを参考にするとよいでしょう。

クリニックによっては、「環状切除術」のみしか対応していないところもあります。 仕上がりを重視する場合は、「亀頭直下埋没法」や「小帯温存法」などの選択肢があるクリニックを選ぶとよいでしょう。 特に、美容目的で手術を希望する場合は、安さだけで選ばず、技術力のあるクリニックを選ぶことが大切です。

 実際に手術を受けた人の口コミを確認することで、医師の対応や術後のケアがしっかりしているかを知ることができます。「手術後の腫れが少なかった」「傷跡が目立たない」といったポジティブな口コミが多いクリニックは、技術力が高い可能性があります。逆に、「対応が悪かった」「術後の痛みがひどかった」「傷跡が目立つ」などのネガティブな意見が多いクリニックは、慎重に検討する必要があります。

一方で、医療機関に限らず、ネット上の口コミはその信ぴょう性が問われる場合も少なるありません。あくまでも参考の一つとしてとらえましょう。

手術費用の確認、保険は適用されるのか？

包茎手術の費用は、手術の種類や医療機関によって大きく異なります。自分の症状が保険適用になるのか、自費診療になるのかを事前に確認することが重要です。

包茎手術が保険適用になるケース

真性包茎や嵌頓包茎の治療目的の手術は、健康保険が適用されます。費用相場は1～3万円程度（3割負担の場合）と比較的安価です。ただし、公的病院や一般的な泌尿器科での「環状切除術」が基本で、美容的な仕上がりは考慮されません。

保険が適用されないケース（自費診療）

仮性包茎の場合、「美容目的」「見た目を重視したデザイン」「小帯温存法」などを目的とした手術が行われ、基本的に自費診療になります。手術費用は、10万～30万円程度かかることが一般的です。

クリニックによって価格が大きく異なるため、手術費用にどのような項目が含まれているのか（手術代、麻酔代、術後のケア代など）をしっかり確認することが大切です。 手術を受ける前に、総額でいくらかかるのかを確認し、不明点があれば事前に質問しておきましょう。

術後のケアがしっかりしているか

包茎手術は、手術そのものよりも術後のケアが重要です。適切なケアを行わないと、感染症や傷跡のトラブルが発生する可能性があります。クリニックによっては、術後の診察が有料のところもあるため、無料で診察や処置を受けられるかどうかを確認しましょう。術後に腫れや痛みが強い場合、気軽に相談できる体制が整っているクリニックの方が安心です。

また、術後の注意事項をしっかり説明してくれるかどうかも重要です。手術後の入浴や運動、性行為の再開時期など、詳細なアドバイスをしてくれるクリニックを選ぶことが大切です。 「術後の経過が不安」「腫れが長引いている」などの相談ができるかどうかも、事前に確認しておくとよいでしょう。

緊急時の対応が可能か

もし術後に強い痛みや感染の兆候が出た場合、迅速に対応してくれるクリニックかどうかも重要です。手術後のトラブル時に、すぐに診察を受けられるかどうかも確認しておきましょう。

包茎手術を検討する際には、手術の必要性をよく考え、信頼できる医療機関を選ぶことが重要です。特に、クリニックの実績や口コミを確認し、術後のケアまでしっかり行ってくれるかどうかを見極めることで、安心して手術を受けることができます。費用についても、保険適用か自費診療かを確認し、総額の費用を把握してから決断しましょう。

環状切除術（スタンダードな手術）

環状切除術は、包茎手術の中でも最も一般的で、多くの医療機関で広く実施されています。局所麻酔を施した後、ペンローズ鉗子（特殊なクランプ）や専用の器具を用いて包皮を固定し、余分な部分を環状（リング状）に切除します。切開した後、吸収糸または通常の縫合糸を用いて縫合し、亀頭を露出させる形にします。

この手術を受けることで、亀頭が常に露出した状態になり、恥垢の蓄積を防ぎやすくなるため、衛生面が向上し、感染症のリスクを軽減できるというメリットがあります。

術後の仕上がりは比較的自然で、機能的な問題が生じることは少ないとされています。ただし、縫合部分の傷跡がやや目立つことがあり、特に見た目を重視する人にとっては、美容的な配慮が施された手術の方が適している場合もあります。手術時間は約30〜60分程度と比較的短く、基本的に日帰りで受けることが可能です。

環状切除術の適応

真性包茎・嵌頓包茎の治療として健康保険が適用されることが多いですが、美容目的で受ける場合は自費診療となります

美容包茎手術（亀頭直下埋没法など）

美容包茎手術は、環状切除術と基本的な手技は同じですが、より審美的な仕上がりを重視した手術方法です。この手術では、切開線を亀頭のすぐ下に配置し、縫合跡が目立たないよう工夫されます。

この手術の最大の特徴は、縫合跡が亀頭の陰に隠れるため、手術痕が目立ちにくいことです。仕上がりの自然さを追求できるため、特に仮性包茎の人が美容目的で選ぶケースが多くなっています。特に「自然な仕上がりを希望する」「傷跡を気にせずに自信を持ちたい」といった方におすすめの方法です。

亀頭直下埋没法では、まず局所麻酔を施し、患者さんの包皮の適量を計算したうえで、亀頭の直下で慎重に切開・縫合を行います。特に美容クリニックでは、術後の見た目を考慮し、吸収糸を使用することで抜糸が不要な施術を提供していることが多く、術後の負担を軽減できます。

一方で、通常の環状切除術と比べて手術時間が長く、より高度な技術が求められるため、経験豊富な医師による施術が推奨されます。また、この手術は主に自費診療となり、費用は10万～30万円程度と高額になることが一般的です。

小帯温存法（性感帯を守る手術）

小帯温存法は、通常の環状切除術とは異なり、陰茎の性感帯である小帯（陰茎小帯）をできるだけ残すように工夫された手術方法です。通常の環状切除では包皮とともに小帯の一部が切除されることがありますが、この手術では切開ラインを慎重に調整し、小帯を温存しながら包皮を適切に処理します。そのため、術後の性感を可能な限り維持できる点が特徴です。

この手術は、特に性行為時の感覚低下を気にする人に適しており、術後の快感をできるだけ保ちたいと考える方に選ばれることが多くなっています。また、見た目にも配慮したデザインが採用されているため、機能面だけでなく審美的な面も重視したい人にとって魅力的な選択肢となります。

ただし、この手術には高度な技術が求められるため、施術できる医師やクリニックが限られています。経験豊富な専門医が在籍する医療機関を選ぶことが重要です。また、通常の環状切除術と比べると手術時間が長くなる傾向があり、それに伴い費用も高額になることが多いため、事前にクリニックのカウンセリングで詳細を確認することが推奨されます。