【女性用】性病検査キットおすすめ７選｜自宅でバレずに治療まで完結

性病検査項目数・料金

性病検査キットにはさまざまな種類のものがあり、項目数は販売会社の商品によって異なります。予算に制限がある場合は、項目数の少ないものを選択できます。一方で、多くの性病検査をカバーして安心感を得たい場合は、項目数が多い性病検査キットがおすすめです。

なぜクラミジアと淋病の検査キットが多い？

代表的な性病として網羅しておくと良いのは、クラミジアと淋病です。

クラミジアと淋病は、性感染症（STI）の中でも特に感染者が多い病気です。これらは特に若年層を中心に感染が広がっており、症状が現れにくいため、知らないうちに感染を拡大させるケースが多く見られます。特にクラミジアは、日本や多くの国で性感染症の中でも最も多く報告される病気の一つです。感染力が強く、無症状のことも多いため、広く検査が推奨されています。

また、これらの病気は特に女性で無症状のことが多く、感染に気づきにくいという特徴があります。感染していても自覚症状がないと受診する機会を逃し、感染が進行してしまうことがあり、健康リスクを避けるためにも定期的な検査が必要とされています。無症状の感染が多いため、感染が進行しやすく、不妊症や精巣炎、骨盤内炎症といった深刻な合併症に繋がることもあるため、早期発見が重要です。

それに加え、性器ヘルペスや梅毒なども項目に加えると、より広い性病の可能性をカバーできます。

検査スケジュール

性病は、早期発見と早期治療が重要です。そのため、検査スケジュールがスピーディーな検査キットを選ぶことも、重要なポイントです。

早いものでは、申し込みから当日発送、検体受け取りから当日に結果確認ができるものもあります。

プライバシー性

性病に感染したことは、家族に知られたくないという方も多いでしょう。そのため、検査のプライバシーも重視したいポイントです。検査キットが届く際の受け取り方法や、外装の配慮にも注目して選びましょう。

家族や同居人がいる場合には、自宅ではなく、郵便局や宅配の配送センターでの受け取りを選択できると便利です。外装に会社名や商品名を記さずに送られてくれば、ほかの人に見られても気まずい思いをせずに済みます。

アフターフォローの有無

検査を申し込む時点で、陽性だった場合の対応についても考えておく必要があります。検査キットによっては、提携病院のあるものやオンライン診療が可能なものがあります。検査後のアフターフォローまで充実しているところを選べば、病気の発覚から完治までがスムーズです。

すぐに性病治療を受けたい方は、オンライン治療がおすすめです。

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予約の空き状況をチェック

性病検査キットで調べられる代表的な性病には、以下が挙げられます。ここでは、それぞれの性病の概要を解説します。

• 梅毒
• 性器クラミジア感染症
• 淋菌感染症
• 性器ヘルペス
• 尖圭コンジローマ
• HIV/エイズ
• 膣トリコモナス
• 性器カンジダ
• マイコプラズマ・ジェニタリウム

梅毒

梅毒は、梅毒トレポネーマという病原体が引き起こす性感染症です。主にセックスなどの性的接触によって、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。主な症状には、性器や口の中のしこり・ただれや体中の発疹が挙げられます。

症状が消えても、感染力は残るのが特徴です。治療せずに放置していると、臓器に病変が生じて死に至る場合もあるため、治療は必須です。検査方法は血液検査で、飲み薬や注射などの抗菌薬で治療します。

性器クラミジア感染症

性器クラミジア感染症は、若年層の女性に多く見られる感染症です。主な感染経路は性行為ですが、母親からの産道感染も起こります。女性の場合は子宮頸管炎、骨盤内付属器炎、肝周囲炎などが代表的な症状で、自覚症状の乏しい場合が多いです。診断治療に至らず、将来の不妊につながる可能性もあります。

男性は、感染により尿道炎が起こる場合が多いです。検査方法は遺伝子検出、治療には抗菌薬が使用されます。

淋菌感染症

淋菌感染症は淋菌の感染症で、性交や性交類似行為により感染するものです。淋菌感染により、HIVに感染しやすくなるとの報告もあります。淋菌感染症の症状には、男性は淋菌性尿道炎、女性は子宮頸管炎があります。しかし、無症状の場合も多いことから、再感染を起こしやすいです。

淋菌感染症の検査では、尿検査や膣分泌物検査が行われます。治療には抗菌薬が使用されます。

性器ヘルペス

性器ヘルペスとは、ヘルペスウイルスの感染で、性器やその周辺に水疱や潰瘍などができる疾患です。ヘルペスウイルスに感染している相手との性交や口唇性交により、感染します。性器ヘルペスは、繰り返し再発したり、無症状でほかの人に感染させたりしやすい点が特徴です。

性器ヘルペスの病変が起きた場合、男性は包皮、冠状溝、亀頭、女性は外陰部や子宮頚部などの部位に潰瘍や小水疱が出現します。性器ヘルペスの検査は血液検査により行い、治療にはアシクロビルの経口剤を用います。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルス6、11型などを原因とする、ウイルス性性感染症です。症状としては、生殖器とその周辺に、カリフラワー状の隆起性病変が生じます。病変の形態が特徴的なため、尖圭コンジローマは視診で診断できる場合が多いです。

尖圭コンジローマの治療として、外科的処置では、切除やCO2レーザー蒸散法、電気メスでの焼灼などが行われます。薬物療法では、軟膏を塗布します。

HIV/エイズ

HIV/エイズは、ヒトの免疫力を低下させるウイルスが、白血球などに感染する疾患です。HIV/エイズ
の感染経路としては、主に性行為、血液感染、母子感染が挙げられます。感染後2〜4週間で風邪に似た症状などが出る人もいますが、多くの場合は無症状のまま数年間の潜伏期間に入るのが特徴です。

HIVは気付かないうちに免疫力を低下させるため、本来免疫で抑えられる日和見感染症などを発症しやすくなります。HIV/エイズは、血液検査を用いて検査します。今のところ完治療法はありませんが、抗HIV薬を服用することで、感染していない人と同じように健康的に生活することが可能です。

膣トリコモナス

膣トリコモナスとは、膣トリコモナス原虫による感染症です。性行為のほか、下着やタオル、浴槽などを通して感染するケースもあります。膣トリコモナスの主な症状は、泡状で悪臭の強い黄緑色の膿状帯下や外陰のかゆみなどです。

検査は、尿道分泌物や膣分泌物、尿の採取 によって行い、治療は経口剤の投与を行います。

性器カンジダ

カンジダは真菌（カビ）の一種で、性行為によって感染します。感染してもすぐに発生するわけではなく、体の抵抗力が低下したときに症状が現れます。

代表的な症状は、男性の場合、かゆみや性器の赤み、水泡などです。女性は、陰部に強いかゆみや、白くヨーグルト状のおりものなどが生じます。性器カンジダの検査は、分泌物検査を行います。治療に用いるのは、抗真菌剤の入ったクリーム、膣剤です。

マイコプラズマ・ジェニタリウム

マイコプラズマ・ジェニタリウムは、クラミジアや淋菌との複合感染も多い感染症です。男性の場合は尿道炎、女性では子宮頸管炎などの症状を引き起こします。マイコプラズマ・ジェニタリウムは、PCR検査を用いて診断するのが一般的です。治療には、薬剤の静注治療を用います。